インテグラルコートの評判は?良い声や気になる声、向いている住宅など解説
外壁塗装の見積もりで「インテグラルコートを追加しませんか」と提案され、追加する価値があるのか迷った経験がある方は少なくありません。
この記事では、インテグラルコートの評判で多く聞かれる声と気になる声、向いている住宅と必要ではないケース、費用と耐用年数の目安までを解説します。
結論から言うと、インテグラルコートは上塗り塗料を塗り替えるものではなく、上塗り材の上に重ねて性能を長持ちさせる透明の保護コーティング材です。
塗料そのものを入れ替える工程ではなく、既存の上塗り材の機能を守る工程として評価する声が多く見られます。
目次
インテグラルコートとは?
インテグラルコートは、プレマテックスが展開する透明の保護コーティング材です。
特徴は、色を付ける塗料ではなく、すでに塗った上塗り材の上に重ねて表面を守るという点にあります。
そのため、シリコンやフッ素、無機といった塗料グレードの分類には含まれません。
上塗り塗料を選んだあとに追加するオプション工程という位置づけになります。
実はインテグラルコートは、自動車の塗装で培われた保護技術を住宅の外壁に応用したものです。
一般的な塗料のように塗料の性能を底上げするのではなく、上から透明な層でバリアを張って守る、という発想である点が特徴です。
従来の外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで仕上げるのが基本になります。
しかしインテグラルコートを活用する場合は、3回塗りが完了したあとにさらに一層を重ねる工程が発生します。
インテグラルコートの評判で多く聞かれる良い声は?

ここからは、インテグラルコートの良い面の評判を整理します。
インテグラルコートの良い評判では、艶の持続や雨だれ汚れの軽減を実感したという声が多く見られます。
どういうことか、詳しく見ていきましょう。
紫外線による外壁の劣化を抑制してくれる
インテグラルコートは紫外線の透過を抑える働きを持ち、下にある上塗り材が受けるダメージを軽くできるという評判が多く見られます。
紫外線が塗膜に当たると発生する劣化因子の働きを抑える、ラジカル制御という技術を採用している点も特徴です。
外壁の劣化は紫外線の影響を大きく受けるため、この働きが評価につながっていると考えられます。
上塗り塗料の機能を長期間持続してくれる
上塗り材が本来持っている機能を長く保てるという評判も多く見られます。
遮熱塗料と組み合わせて使うと、遮熱塗料に起こりやすい変色を抑える働きも報告されています。
上塗り材の性能をできるだけ長く引き出したい住宅から評価されています。
藻やカビの発生を抑制してくれる
防藻・防カビの機能が評価されているという評判も見られます。
北面や日当たりの悪い面は、藻やカビが発生しやすい部分です。
こうした部分の美観を保ちやすくなる点が、施主からの評価につながっていると考えられます。
外壁への汚れの付着とチョーキングを防止してくれる
低汚染性によって美観を保ちやすいという評判も多く見られます。
インテグラルコートは顔料を含まないため、チョーキング(手で触ったときに白い粉のようなものがつく現象)が起きません。
外壁を触ると白い粉が付く現象が起きないことは、見た目を気にする方から評価されているポイントです。
インテグラルコートの評判で気になるとされる点は?

インテグラルコートを採用するか考えている時は、良い評判だけでなく、気になる点も事前に押さえておきたいところです。
インテグラルコートの追加を迷う理由になりやすいポイントについて、詳しく紹介します。
上塗り塗装とは別に追加費用が発生する
インテグラルコートは工程が1つ増えるため、通常の外壁塗装の費用に上乗せされます。
追加費用がかかる分、検討に迷う理由になりやすいポイントです。
具体的な金額の目安は後述します。
耐用年数の延びを保証するものではない
インテグラルコートは、劣化の進行を穏やかにするという考え方の工程です。
次の塗り替え時期を確実に延ばすと保証する工程ではありません。
効果は数年経ってから実感しにくいという声もあります。
工事直後に見た目が変わるものではなく、時間をかけて差が出てくる工程だと理解しておきましょう。
下地や上塗り塗料の状態によっては適切な処理を行わないと効果が薄い
インテグラルコートは透明な保護層のため、色の変更や下地の傷み、ひび割れの補修を兼ねるものではありません。
下地処理や上塗り塗料の選定が不十分なまま、インテグラルコートだけを追加しても、期待した効果は得にくくなります。
既存の外壁にインテグラルコートを塗布する場合は、必要に応じて下地補修や塗り替えを行いましょう。
インテグラルコートが向いている住宅と必要ではないケースは?

インテグラルコートは、すべての住宅に必須の工程ではありません。
住宅の状態や塗り替えの考え方によって、必要性は変わります。
インテグラルコートが向いている住宅
インテグラルコートが向いている住宅は、次のとおりです。
・次の塗り替えまでの期間をできるだけ延ばしたい住宅
・日当たりが強く、紫外線の影響を受けやすい外壁
・外壁に藻やカビ、汚れが付着しやすく気になっている場合
・フッ素や無機など耐用年数の長い上塗り材を選び、その性能を保ちたい場合
・艶あり、3分艶など仕上がりの艶感にもこだわりたい場合
意匠面では艶あり・3分艶から選べるため、性能だけでなく仕上がりの質感を重視したい住宅にも向いています。
インテグラルコートが必ずしも必要ではないケース
一方で、次のようなケースでは必ずしも必要とはいえません。
・近いうちに外壁の色を変える予定がある住宅
・下地や外壁材の劣化がすでに進行している住宅
・日射や雨風の影響が少ない、比較的穏やかな立地環境の住宅
特に下地や外壁材の劣化が進行している場合、インテグラルコートは既存の劣化を改善する機能はないため、下地補修や塗り替えを優先すべきです。
自宅の外壁材がどちらに該当するかは、事前に業者へ確認しておくと安心です。
インテグラルコートの費用相場と費用対効果は?

インテグラルコートの施工にかかる費用は、業者によって異なります。
参考までに、インテグラルコートを施工する場合は1平方メートルあたり1,000円前後が相場となります。
外壁全体に使用する場合は、数万円〜十数万円ほどかかるでしょう。
インテグラルコートで延びる期待耐用年数の目安は?

公式サイトによると、インテグラルコートを塗布することによって、期待耐用年数を延ばすことができます。
具体的には、上塗り塗料の耐用年数に加えて15年以上も耐用年数を伸ばすことが期待できます。
ただし、あくまで期待できるだけであって、耐用年数を保証しているわけではない点に注意しましょう。
インテグラルコートの施工を依頼する業者の選び方は?

大前提として、インテグラルコートを取り扱っている業者に依頼しましょう。
業者によっては取り扱いがない可能性もあるため、相談時に確認しておくと安心です。
次に、インテグラルコートの施工実績がある業者かどうかもチェックしましょう。
施工実績が豊富にあれば、知識や経験があるため適切にインテグラルコートを塗布してもらえるはずです。
特にインテグラルコートを塗布する場合、上塗り材によっては組み合わせられないものもあるため、知識や経験が豊富な業者ほど安心できます。
インテグラルコートの評判を踏まえて塗装プランを検討しましょう

本記事ではインテグラルコートの概要や評判について解説しました。
紫外線対策や上塗り材の機能持続、防藻防カビ、低汚染性が評価される一方、追加費用がかかる点には注意が必要です。
インテグラルコートを塗布するかどうか判断に迷う場合は、経験豊富な業者に相談してみましょう。
