レンガ調の外壁塗装で風合いを活かす方法や費用相場と事例を紹介
レンガ調外壁のメンテナンスで、レンガ特有の質感が消えてしまうことは避けたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
レンガ調のデザインを活かしたまま、新築時の美しさを蘇らせたい場合には、適切な塗装方法を選ぶ必要があります。
本記事では、外壁のレンガ調を活かしたまま塗り替える3つの手法や、気になるメンテナンス費用の相場を詳しく解説します。
デザインを守りながら、適切なコストでメンテナンスを行う方法を紹介しますので、最後までご覧ください。
目次
レンガ調外壁の種類と塗装によるメンテナンスの必要性

レンガ調外壁は種類によってメンテナンス方法が大きく異なります。
日本の住宅で主流のレンガ調サイディングは、セメントなどを主原料とした板に模様を施したもので、防水性を保つために定期的な塗装が欠かせません。
一方、本物の質感を備えたレンガ調タイルは、素材自体の塗装は基本的に不要ですが、つなぎ目のシーリング補修は必須です。
大切な住まいを守るためにも、まずはご自宅の外壁がどの種類にあたるのかを正しく把握し、適切な手入れを行いましょう。
レンガ調の外壁が劣化しているサイン

「レンガ調は汚れが目立たないから大丈夫」と放置するのは危険です。
なぜなら、レンガ調サイディングは見た目の変化が少なくても、建物の防水機能は着実に低下しているからです。
壁に触れた際に白い粉がつくチョーキングや色あせ、目地のひび割れを放置すると、雨水が外壁内部へ浸入し、構造体の腐食やシロアリ発生を引き起こします。
放置して劣化が進行すると、修繕費用が大幅に膨らむ可能性も否定できません。
小さな劣化を見逃さず早めのメンテナンスを検討することが、結果として住まいの資産価値を守ることにつながります。
レンガ調外壁のデザインを活かす3つの塗装方法

レンガ調外壁のメンテナンスでは、建物を守るだけでなく今のデザインをどう残すかが重要なポイントです。
レンガの風合いを活かす塗装方法は、主に3つあります。
ご自宅の劣化状況や理想の仕上がりに合わせて選びましょう。
デザインをそのまま残すクリア塗装
現在の色や柄が気に入っているなら、無色透明な塗料を塗るクリア塗装がおすすめです。
透明な膜で表面を保護するため、今のデザインを維持しながら新築時のようなツヤを取り戻せます。
ただし、壁にひび割れや色あせがあると補修跡まで透けてしまうため、劣化が進む前の外壁に採用するのがおすすめです。
ダブルトーン塗装
すでに色あせが進んでいるもののレンガ特有の立体感を諦めたくない場合は、ダブルトーン塗装がおすすめです。
ダブルトーン塗装は、全体をレンガの目地の色で塗り、その上からレンガの凸部分だけを別の色で塗り分ける技法です。
2色使いにすることで、1色で塗りつぶすよりも本物のレンガのような表情を再現できます。
深みのある質感を再現する多彩模様塗装
まるで本物の石やレンガのような高級感ある仕上がりを求めるなら、多彩模様塗装が有力な候補になります。
複数の色が混ざった特殊な塗料を使用するため、単なる塗りつぶしにはないアンティーク調の複雑な色の重なりを表現できるのが特徴です。
デザインを一新しつつ、安っぽく見えないようにしたいというニーズに応える工法です。
レンガ調外壁の塗装・メンテナンスにかかる費用相場

レンガ調外壁のメンテナンスを検討する際、気になるのは費用ではないでしょうか。
一般的な1色塗りに比べ、ダブルトーン塗装や多彩模様塗装は手間がかかる分、費用も変動します。
まずは目安となる相場を正しく把握しておきましょう。
塗装の費用
レンガ調のデザインを活かす塗装は、一般的な塗装よりも費用が高くなる傾向です。
30坪程度の戸建ての場合、一般的な外壁のみの塗装相場は70〜110万円ほどです。
しかし、ダブルトーン塗装などの特殊な工法は塗り分けの工程が増える分、工期が長くなり人件費も加算されます。
予算を立てる際は、デザインとコストのバランスを考慮することが大切です。
目地(シーリング)の補修費用
外壁材そのものの塗装と同じくらい重要なのが、シーリング(目地)の補修費用です。
相場としては1メートルあたり500~1,500円程度が目安となります。
レンガ調のデザインを美しく維持するためには、シーリング材の色選びにもこだわることが欠かせません。
隙間を埋めるという機能面だけでなく、レンガに馴染む色を選ぶことで塗り替え後の仕上がりの質に違いが出ます。
レンガ調の外壁を塗装した事例

レンガ調外壁の塗装は、選ぶ色や工法によって住まいの表情をガラリと変えられます。
人気の配色事例を3つご紹介しますので、ご自身の理想のイメージに近いものがあるか、ぜひチェックしてください。
オレンジと黒の配色
Before

After

色選びによって、住宅の印象を大きく変えることが可能です。
温かみのあるオレンジ系と黒の2色使いで、重厚感が生まれています。
ベランダの防水工事も同時に行い、より雨漏りを防げる住宅になりました。
シンプルなベージュ系
Before

After

清潔感と明るさを重視したい方には、白に近いベージュ系のレンガ調塗装がおすすめです。
高品質な塗料と施工を適正価格で提供し、費用を大幅に抑えつつ美しく頑丈な外壁に仕上がりました。
洗練されたグレーの単色塗り
Before

After

あえて単色のグレーを採用することで、レンガ調の素材感が活きている事例です。
陸屋根の防水工事も同時に行い、耐久性をより向上させています。
レンガ調外壁の塗装を成功させる業者選びの基準

レンガ調外壁の塗装を成功させるためには、業者選びが重要です。
レンガ特有の良さを守るためには、一般的な塗りつぶし塗装とは異なる専門的な知識と高い技術力が求められるからです。
後悔しないための具体的なチェックポイントを確認しましょう。
施工実績は豊富か
検討している業者が、レンガ調外壁の塗装実績をどの程度持っているかを確認してください。
レンガの質感を再現するダブルトーンなどの工法は、職人の腕一つで仕上がりに大きな差が出ます。
言葉での説明だけでなく、実際の過去の施工事例を写真で見せてもらうのが確実です。
実績が豊富な業者であれば、お住まいの劣化状況に合わせたおすすめの塗り方を提案してくれます。
保証は充実しているか
技術力と並んで重視すべきなのが、アフターフォローや保証体制が整っているかどうかです。
複雑な工程を要するレンガ調の塗り分けは、万が一施工不良が起きた際のリスクを考慮しなければなりません。
工事が終わってから「色がすぐに剥げてしまった」というトラブルを避けるためにも、保証期間の長さや保証対象の範囲を事前に明確にしてくれる業者を選ぶことが、長期的な安心につながります。
自社施工かどうか
自社施工の業者であれば中間マージンをカットできるため、費用を抑えつつ高品質な施工が可能です。
一方で、大手ハウスメーカーなどは下請けを通すためコストが高くなります。
自社施工の業者であれば、同じ予算内でも塗料のグレードを上げて耐久性を高めるなど、より質の高いメンテナンスが実現できます。
レンガ調の外壁塗装は適切なタイミングで実施しよう

レンガ調外壁の魅力を活かすためには、タイミングを逃さないことが大切です。
レンガ調外壁の塗装には、クリア塗装・ダブルトーン塗装・多彩模様塗装など、デザイン性を維持する方法があります。
ただ、元の色柄を活かすクリア塗装は、外壁の劣化が進んでいない状態でしか選ぶことができない点には注意が必要です。
「まだ大丈夫かな?」と放置せず、少しでも色あせやチョーキングなどの劣化サインが現れたら、まずは早めに専門業者へ相談しましょう。
適切な時期にメンテナンスを行うことが、お気に入りのデザインを長く、美しく保つための近道です。
