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2026.04.11

外壁塗装

サイディングの外壁メンテナンス費用はいくら?相場や安く抑えるコツを解説

サイディングの外壁メンテナンス費用はいくら?相場や安く抑えるコツを解説
監修者
監修者

舩本 佳晃

「ジョニーハウス」代表。外壁診断士、カラーコーディネーター資格保有。 業界歴15年以上。地元密着で「親切ていねい」をモットーに、見えない部分まで嘘のない誠実な施工を行う。

家の外観を守るサイディング外壁は、適切な時期にメンテナンスを行わないと雨漏りなどの深刻な不具合を引き起こす可能性があります。

しかし、いざ業者に頼もうと思っても費用の目安がわからず不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、サイディングのメンテナンスにかかる費用相場を工事内容や素材別にわかりやすく紹介します。

また、メンテナンスのタイミングを見極める劣化サインや、工事費用を安く抑えるための具体的な方法も解説します。

あなたのお住まいに適切な補修方法と、納得感のある予算計画が立てられるようになりますので、最後までご覧ください。

サイディング外壁のメンテナンス費用相場と工事内容

サイディングのメンテナンス費用は、建物の大きさや劣化状況、どのような工法を選ぶかによって大きく変動します。

適切な工法を選ぶことは住まいの寿命を延ばすだけでなく、将来的な修繕コストの削減にもつながります。

以下で、主な4つのメンテナンス方法について具体的な費用相場と特徴を解説します。

外壁塗装の費用

外壁のみの塗装にかかる費用相場は、70〜110万円です。

サイディング表面の防水性能を復活させ、素材の劣化を防ぐ一般的なメンテナンス方法です。

この価格帯には、足場代や高圧洗浄、養生などの諸経費が含まれています。

ただし、使用する塗料のグレードによって耐用年数と費用が前後するため、予算と次回の点検時期のバランスを考えて選ぶのがポイントです。

シーリング(コーキング)補修の費用

シーリングの補修費用は、1メートルあたり500〜1,500円が相場です。

外壁全体を塗り替えるほどではないが、部分的な劣化が気になるという場合におすすめのメンテナンスです。

サイディング同士の隙間を埋めているシーリングが、ひび割れしたり浮いてきたりした際に、雨水の浸入を防ぐ目的で行われます。

1メートルあたりで費用が算出されるため、補修部分が多くなるほど高額になりやすいです。

重ね張り(カバー工法)の費用

重ね張り(カバー工法)は、既存のサイディングの上から新しい外壁材を重ねて張る方法です。

既存の外壁を撤去しないため工期が短く、廃材処分費用も抑えられるのが大きなメリットといえます。

費用相場は、60〜300万円です。
家の規模や、新しく選ぶサイディングの素材(金属系など)によって価格は変動しますが、見た目を一新しながら断熱性や遮音性を高めたい場合に適しています。

全面張り替えの費用

サイディングの全面張り替えにかかる費用は、200〜400万円です。

張り替えは、既存の外壁を一度すべて撤去し新しいサイディングに取り替える工事です。

最大のメリットは、表面からは見えない下地(防水シートや木材)の補修も同時に行える点にあります。

築年数が経過しており、外壁内部まで劣化が進んでいる可能性が高い場合におすすめの工法です。

費用はかかりますが、家全体の耐久性を根本から高められます。

サイディングの種類によるメンテナンス時期の違い

サイディングのメンテナンス時期は、使用されている素材によって大きく異なります。

それぞれの素材が持つ特性や弱点を知っておくことで、適切なタイミングでの補修が可能になり、結果として住まいの寿命を延ばすことにつながります。

ご自宅のサイディングがどのタイプか、以下の特徴と照らし合わせて確認しましょう。

窯業系サイディング

日本の住宅で最も多く普及しているのが、窯業(ようぎょう)系サイディングです。

セメント質と繊維質を混ぜ合わせて作られており、レンガ調やタイル調などデザインが豊富な点が特徴です。

素材自体の吸水性が高いため、メンテナンスを行ううえでは防水性の向上が重要となります。

塗膜が劣化して水を吸い始めるとひび割れや反りの原因になるため、7〜15年を目安に塗り替えを検討しましょう。

金属系サイディング

金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板などの金属板を主原料とした外壁材です。

軽量で建物への負担が少なく、断熱性や耐久性に優れている点がメリットです。

一方で、表面の塗膜が劣化して金属部分が露出すると、サビが発生して腐食が進む恐れがあります。

深刻なダメージを避けるためにも、10〜15年を目安にメンテナンスを行うのが理想的です。

木質系サイディング

天然の木材に塗装を施した木質系サイディングは、木のぬくもりを感じられる意匠性が魅力です。

しかし、木材である以上どうしても水に弱い性質があります。

塗装が剥げると雨水を吸収してしまい、腐食や変色、大きな反りといったリスクが高まります。

他の素材に比べてこまめなお手入れが必要であり、一般的には3〜10年という比較的短いサイクルでのメンテナンスがおすすめです。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を主原料としています。

素材そのものに色が練り込まれているため、塗装の剥げを心配する必要がほとんどない点が特徴です。

軽量で弾力性があり衝撃や凍害にも強いため、長持ちします。

他のサイディングに比べてメンテナンスサイクルが長く、補修の目安は10〜30年です。

長期的に見たときに、メンテナンスのトータルコストを抑えやすい素材といえます。

ただし日本ではあまり普及しておらず、対応できる業者が限られてしまう点がデメリットです。

サイディングのメンテナンス時期を見極める劣化のサイン

サイディングのメンテナンス時期を正しく判断するには、外壁に現れる小さなサインを見逃さないことが重要です。

新築から約10年が経過すると、新築時に塗られた塗料の防水効果が切れてくるころです。

たとえ見た目に目立った傷みがなくても、一度プロに点検してもらいましょう。

不具合が深刻化する前に早めにメンテナンスを検討したほうが、結果として工事費用を安く抑えられる可能性が高いです。

以下で、代表的な劣化のサインを詳しく解説します。

チョーキング現象

外壁を指でこすった際に、白い粉がつく状態を「チョーキング現象」と呼びます。

これは塗料の成分が紫外線によって分解され、防水機能を失っているサインです。

そのまま放置すると雨水が染み込みやすくなり、外壁材自体の寿命を縮めてしまうため、塗り替えを検討すべきタイミングといえます。

シーリングのひび割れ・剥がれ

サイディングボードの継ぎ目にあるゴム状のパーツ(シーリング)に、ひび割れや隙間が生じている場合は注意が必要です。

シーリングは外壁内部に雨水が入り込むのを防ぐ役割があります。

外壁内部に雨水が浸入すると、下地である木材などを腐らせる原因になるため早急な補修が求められます。

サイディング本体の反り・浮き・割れ

サイディングボード自体が変形して、反りや浮きが発生している状態も危険なサインです。

サイディングは、水分を含んだり乾燥したりを繰り返すと歪みが生じます。

一度大きく変形してしまうと元の形に戻すのは非常に難しく、塗装では対応できずに張り替えが必要になるケースもあるため注意しましょう。

カビ・コケの発生と変色

日当たりの悪い場所や北側の外壁に緑色のコケや黒いカビが発生している場合は、外壁が常に湿っている証拠です。

カビやコケは美観を損なうだけでなく、根を張ることで素材自体の耐久性を低下させてしまいます。

外壁が水分を排出しにくくなっている状態なので、早めの洗浄や再塗装などの対策が必要です。

サイディングのメンテナンスを放置するリスク

サイディングのメンテナンスを先延ばしにすると、家全体の寿命を縮める深刻なリスクを招きます。

放置することで発生する主なトラブルは以下のとおりです。

・外壁内部の腐食
・雨漏りやシロアリの発生
・修繕費用の高騰

大切な資産を守るためにも、劣化サインを見つけたら早めにメンテナンスを行うことが大切です。

サイディングのメンテナンス費用を抑えるポイント

耐久性の高いサイディングの素材や塗料を選ぶことで、メンテナンスのスパンを伸ばすことができるため、長期的に見たときにメンテナンスのトータルコストを抑えられます。

また、自社施工の専門業者を選ぶことも費用を抑えるポイントです。

大手メーカーは実際のメンテナンスを下請け業者に依頼することが多く、中間マージンが余計にかかります。

自社施工の業者であればその分の費用を抑えることが可能です。

また、外壁と同時に屋根のメンテナンスをすると足場代を1回分節約できます。

外壁のみのメンテナンスよりも1回分の修繕費用は高くなりますが、検討する価値はあります。

メンテナンスを依頼する業者に相談するのがおすすめです。

適切なタイミングでサイディングのメンテナンスを行い費用を抑えよう

サイディングのメンテナンスは、手遅れになる前に適切な時期に行うことが大切です。

張り替えや重ね張りといった大規模な工事が必要になる前に、塗装による補修で済ませることが、修繕コストを抑えることにつながります。

まだ大丈夫と過信せず、住まいからのSOSサインを早めにキャッチして無理のない予算で計画的にメンテナンスを進めましょう。

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